「建て替え」VS「リフォーム」…我が家はどっちにすべき?迷ったときの判断ポイント | realestate_quesionrealestate_quesion

「建て替え」VS「リフォーム」…我が家はどっちにすべき?迷ったときの判断ポイント

住み心地がよかったマイホームも築年数が20年を過ぎる頃には「住まいの老化現象」が見られ、あちこちの補修が必要になってくるかと思います。

部分的なリフォームで済めばいいのですが、修繕箇所が住まい全体に及ぶような大規模リフォームになりそうなら、「いっそのこと建て替えをすべき?」と頭を悩ませるかもしれません。「建て替え」と「リフォーム」、どちらもお金がかかるだけに安易な判断はできないものですよね。

じっくり比較検討するためにそれぞれの違いをよく理解しておくことが大事です。

◆建て替え&リフォーム…いったいどんな内容?

まずは、それぞれの特徴を考えてみましょう。

◎建て替え
「建て替え」は現在の住まいを取壊し、同じ土地に新たに住宅建設をしていくこと。壁や柱もすべて解体、基礎部分も新しくする新築です。

◎リフォーム
建て替えとどちらにしようか悩むほどのリフォームは、「リノベーション」「フルリフォーム」「全面リフォーム」と呼ばれる大規模なものでしょう。「柱・基礎」といった住宅の骨部分だけ残し、壁や床などはすべて解体していきます。骨組みだけは、もとの住まいのままですが、間取りや内装、設備がすべて新しくなるので新築のようにも見えます。

また、それほど大きく改修しなくても「水回りだけ入れ替える」「間取りを変更する」など、必要な部分だけにおさえる方法もあります。

◆築年数…何年経過したら建て替えすべきなの?

日本の住宅は、ほとんどが木造住宅で一般的な寿命は30年ほどと考えられています。しかし、「住み方」「家族の人数」「立地状況」「メンテナンス履歴」「建築時の部材の質」など、さまざまな要因で寿命はまったく異なります。

日常的に掃除やお手入れ、メンテナンスが優れている住宅は、実年齢が築40年になってもまだまだ綺麗で普通に住めるケースも。

逆に、お手入れが悪かったり、住む人が雑に扱ったりしている住宅は、築25年を過ぎた頃から劣化が激しくなり、建物全体がかなり老朽化していることもあるでしょう。

建て替えは、建設費用に加えて、解体費用や仮住まい費用などお金がかなり必要になります。安さで考えるとリフォームの方がリーズナブルといえるでしょう。ただ、建物の状況によっては高額になったり、大規模なリフォームなら建て替えのように費用がかかったりするかもしれません。

また、お金をかけたくないと部分的なリフォームで応急的に改善したとしても数年後に他の部分の補修が必要で、トータルでみると多額になることもあるでしょう。

◆まとめ

建て替え・リフォームで迷ったときには、今現在必要な費用だけを基準にせず、将来を見据えて総合的に考えるといいでしょう。

今現在の状態が、「外壁の傷みが激しい」「基礎にシロアリ被害が拡大している」などでは、建て替えた方が今後の生活の安心に繋がるかもしれません。「今後ずっと住み続けるつもり」ということであれば、将来のリフォームの可能性、メンテナンス費用も総合的に考えて慎重に判断してみてくださいね。

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